脇の汗ジミが気になる
誰もが悩む汗ジミ
昨年クリーニングに出した夏物のワンピース。タンスから出してみたら脇が黄ばんでいた(泣)。
残念ながら、これは誰もが一度ならず経験することです。
もし洗わずに収納したのなら、それは自分の責任ですが、クリーニングに出してこれなら泣くに泣けませんね。
当店でも本当によくこの手の相談はあります。特にベージュ等の淡い色は汗の黄ばみが余計に目立ちます。では一体なぜこういう事態になるのでしょうか?
②汗ってどういう汚れ?
汚れは大まかに4つの種類があります。さて、汗汚れはどれに該当するでしょうか?
●水溶性の汚れ(水に溶ける)
●油性の汚れ(油に溶ける)
●科学的汚れ(ある種の薬品に溶ける)
●不溶性の汚れ(水・油・薬品・いずれにも溶けない)
答えはもちろん「水溶性の汚れ」です。簡単でしたね。水溶性の汚れは、他にはアルコール等の飲み物が代表的な例です。
水溶性の汚れである以上は、「水洗い」をすれば汗の成分は落ちます。これも簡単すぎる理屈ですね。簡単なことのはずなのですが・・・・??
③ドライクリーニングという問題
このシリーズを読まれた方はもうお分かりですね。ドライクリーニングでは、汗等の水溶性汚れはほぼ落ちません。
でも貴女の大切なワンピースをドライクリーニングするか、水洗いするか。それは業者が判断します。
汗をかいたワンピース⇒業者がドライクリーニング⇒翌シーズンに黄ばむ。こうして悲劇は起こるのです(悲)
問題は大きく2つあります。
●業者の技術不足:水洗いは型崩れ・縮み・色移り等の問題を抱えます。なので技術的に不安のある業者が、ドライクリーニングを選ぶのはある程度はやむを得ないことです。
●お客様の伝達不足:「この服は汗をたくさんかいたので」と一言添えてみてください。心ある業者なら必ず「では水洗いしましょうか?」と帰ってくるはずです。大切なのは「いつごろ・どういう汚れがついたか」をきちんと伝えることです。それはお客様にしか分からない情報です。それによって我々業者も必要な処置が違ってくるのです。
当店でのお手入れ方法
ワンピースを例にとって説明します。
●ポリエステル等の場合:特に指示が無くても、ほぼ100%水洗いです。別料金はいただいていません。
●綿の場合:なるべく水洗いを心がけています。プリーツやデザイン次第ではドライクリーニングもあり得ます。
●ウールやシルクの場合:シルエットを保つために基本的にはドライクリーニングです。ただ汚れの具合によっては水洗いが必要になります。この場合特殊な技術と手間を要するため、クリーニング料金は50%増しです。
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