カシミアやシルクを洗いたいけど…
まずは「カシミア」って何の毛??
皆さんお気に入りのカシミアのニット。あるいはコート。
スベスベとした、しっとり感が気持ちがいいですね。身に纏うだけで、幸せな気持ちになれます。何より軽くて暖かです。でも、これがどんな動物の毛か・・・ご存知ですか?
カシミアとは、インドの「カシミール地方」に生息している「カシミアヤギ」から採った毛です。
一頭から採れる毛の量が、わずか150~250gと非常に限られており、セーター1枚を作るのに、なんとヤギ4頭分の毛を必要とします。驚きですね~
毛が細く、密度が高いが軽く、それゆえに暖かく、上品な光沢もあり、肌触りが良いので人気があります。
生産量の少なさと、人気の高さゆえに高価で、「繊維の宝石」とも呼ばれています。
品質は毛の細さ、白さ、長さが基準となるそうです。細いほどしなやかな光沢がでて、肌ざわりも柔らかくなります。
カシミア製品を洗う
●通常の洗い方と問題点
ほとんどのクリーニング店ではカシミアは”ドライクリーニング”で洗います。
ドライだと「縮み」「型崩れ」等のトラブルを避けることができ、油性の汚れはかなりの割合で落とせます。
ただし、汗やアルコールなどの水溶性の汚れはほとんど落ちません。これは残念ながら、ドライクリーニングでは解決できないことです。誤解を恐れずに言えば、カシミアをドライクリーニングするのは「無難」な洗い方とも言えます。
では汗などの汚れが残った状態が続くと、どういう問題が起こるのでしょうか?
①翌シーズンになって「黄ばみ」という形で現れることがあります。特にクリーム色・水色・ピンクなどの薄い色のニットでは、脇の汗ジミは目立ちます。
一度汗ジミが発生すると、もとに戻すのは結構やっかいな作業になります。もちろん作業料金(しみ抜き代)も安くはありません。
②徐々に肌触りが悪く(ガサガサ感など)なります。新品当時のスベスベ感は徐々に失われてきます。
あなたのお気に入りのカシミアセーター。肌触りは今でも新品と変わりませんか?襟や脇に変色は見あたりませんか?
●当店の洗い方は
カシミアのニットは「特殊な水洗い」で処置しています。
もちろん普通に水洗いをすると、「縮み」「型崩れ」「色褪せ」等の様々な問題が生じます。
そこで、いかにこれらの問題を起こさずに、水で安全に洗うか。それがクリーニング店の「技術」になります。
当店では、アパレルメーカー向けに作られた「中性洗剤」と、羊毛から抽出した「スレ防止剤」で水温35度で洗っています。仕上げはカシミア・シルク専用の「シリコン柔軟剤」(高い!!)。
それ以上は企業秘密です。
この洗い方で、縮みも型崩れもなく、カシミア本来のスベスベの仕上がりが堪能できます。
名付けて「快楽のカシミアセータ」。素肌で着たくなる程、気持ちいいんです!ご自身の手と肌で実感してください。当店のイチオシです。
カシミア製品のお手入れ料金
●カシミアニット(セーター・カーディガン)は880円。基本的に全て水洗いをします。
必要に応じてドライクリーニング+水洗い、の”ダブルクリーニング”も行います。
●カシミアのジャケット・コート等の上着類。これは基本的にはドライクリーニングです。カビ・臭い・肌触りの劣化等でお困りの場合は、『水洗い』をご所望ください。水洗いの御代はクリーニング料金の倍額です。裏地や付属品の関係で、水洗いができない製品もあります。受付でご確認ください。
●カシミア製品はビニール包装でなく、通気性のある「不織布」に入れてお渡ししています。ご安心ください。
◎カシミアニット:880円
◎カシミアジャケット:1,650円
◎カシミアハーフコート:2,200円
◎カシミアコート:2,500円
◎カシミア毛布(シングル):2,300円
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